2011年 11月

我々の業務の基本は、正確な会計帳簿を作成することにあります。月々の損益を明らかにし、その結果となる原因を探り、今後の改善策を考えるために月次で試算表を作成します。決算が近くなれば、月次の試算表を基に損益予測を立てます。申告で納税する税金の予測値が出ます。利益が出ている場合には、将来に備えて課税の繰り延べを選択したほうが有利になる場合もあるでしょうし、必要な消耗品を早期に購入しておいたほうがよい場合もあるでしょう。決算までにするべきことを考えるためにも、日頃の月次決算が必要となります。

CFとは、キャッシュフローを略した言葉です。簡単に言うとお金の流れのことです。営業でお金をなんぼ稼いだのかを示すのが、営業CFです。一番簡単な算定方法は、損益計算書の当期純利益に減価償却費をプラスした金額です。減価償却費は、資金の支払いがない経費ですのでその分お金は減っていないはずだからです。売上高が増えていても営業CFが減っていては意味がありません。営業CFで稼いだ資金が返済の原資になります。単純に言うと、年間の返済額が、営業CFを超えている場合には新たな資金調達が必要となります。

損益計算書、なんで最初に損を言って後に益を言うのでしょうか?順番は逆だと思います。
益と損の計算書です。益は、大体の場合、一つだけです。お金が入ってくる理由は、売上です。その後は、ほとんど損ですよね。仕入、人件費、減価償却費などなど、なぜか、損のほうは、非常に細かく分類されています。お金をもらう時には、理由をあまり考えないけど、お金を払う時には、理由を細かく考えるという人間の特性の表れでしょうか?しかし、本来企業活動においては、売上が一番大事です。それ以外にお金を得ようとすると、借金するしかありません。しかし、残念ながら返さないといけません。返さなくてもよいお金は、基本的には、売上だけです。売上の中身の理由を考えるのが本来一番大事なのに、会計はそれには対応してないのかもしれません。もっと、売上を細分類することが必要です。部門別、顧客別、商品別、時間帯別、企業が知りたい情報はむしろ売上の結果を知り、原因を探ることにあります。単価×数量で売上です。一行では、本来足りません。